日本から最も近い海外と言われている韓国 釜山。
釜山市内観光も行くとこなくなっちゃなぁ~という方にはトレッキングがおすすめ!
市内からのアクセスも良く、手軽に登れるお山があるんです。
それは釜山市北部に位置する…金井山!
この記事では金井山へのアクセス、トレッキングルート、用意するものを紹介します。
釜山の金井山ってどんな山?
ここでは釜山の金井山について簡単に紹介します。
朝鮮時代の歴史建造物が残る山
金井山には金井山城という大規模な要塞が存在します。
金井山城は朝鮮時代の1700年初頭に建造されたとされており、金井山の尾根と谷に沿って周囲が18,845m、8.2㎢の敷地面積があります。
要塞というだけあり、南北東西には門、1.5~3mの城壁、複数の監視塔が広範囲に存在しています。
ちなみに城壁は韓国で現存するもので最も長いらしいです。
韓国の釜山で最高峰
金井山は韓国の釜山で最も標高が高い山(801m)です。
一つの山と言ってもかなり大きい山域なので、北峰・南峰の最高峰などピークが複数存在します。
また、金井山はソウルの北漢山に次いで人気の山で毎年沢山の方がトレッキングに訪れています。
観光地が進んでいる
金井山はとても観光地化が進んでいます。
特に最高地点である姑堂峰に向かうルートの手前には観光案内所、トイレ、水場、ガイド員が設置されており、力の入り具合がうかがえます。
もちろん登山道もしっかり整備されており、とても歩きやすく、小さなお子様連れからお年寄りまで沢山訪れていました。
日本の関東地方で言うところの高尾山的な雰囲気。
釜山の金井山へのアクセス
ここでは金井山へのアクセス方法について紹介します。
トレッキングルート別に紹介していますので、トレッキングルートと合わせて確認してください。
梵魚寺往復ルート
初めに地下鉄の1号線(オレンジ色)を利用して釜山市内から老圃駅(Nopo)に向かいます。
老圃駅を出たら左手すぐのバス停に向かい、90番のバスに乗り、
大体10分くらい乗車してBeomeosa Temple Ticket Boothというバス停で降ります。
人気の観光地なので降りそびれることはまずないと思います。
東門~梵魚寺ルート
初めに地下鉄の1号線(オレンジ色)を利用して釜山市内から温泉場駅(Oncheonjang)に向かいます。
温泉場駅に着いたら3番出口を出てすぐ右手にある歩道橋で反対車線に渡ります。
歩道橋を歩きながら左下に見えるバス停に向かい、203番のバスに乗車します。
大体15分くらい乗車してDongmunというバス停で降ります。
梵魚寺往復ルートと違い、降りる人が少ないのでGoogleMap等で位置を確認ながら降りるタイミングを確認するのが吉です。
釜山の金井山のトレッキングルート
ここでは金井山のトレッキングルートを2つ紹介します。
梵魚寺往復ルート
梵魚寺からスタートして北門を通り、頂上の姑堂峰を往復するルートです。
所要時間は往復2時間半~3時間くらいが目安です。
バス停を降りたら看板もしくは人の流れに乗って梵魚寺の本殿を目指しましょう。
本殿に向かう階段を上がっていくと大きな広場が出てくるのでそのまま真っ直ぐ進みます。
突き当りの本殿に着いたら小さな門をくぐるまで左方向に真っ直ぐ進みます。
小さな門を抜けると正面に登山口が見えてきます。
ここからは一本道のゴツゴツした道をひたすら登ります。
途中で右手に寺が見えてくるので寄り道するのもおすすめ。
しばらく登ると砂地の歩きやすい道になり、歩みを進めると北門が見えてきます。
2トーンのカラス?も北門でお出迎え。
万里の頂上…?
北門をくぐり少し進むと右手に姑堂峰へのルートが出てきます。
観光案内所でトイレを済ませておきましょう。この先にはトイレはありません。
一応水場もあり、汲んでいる人もいましたが飲めるかは不明です。(日本で言う手水舎かも)
ここからはしっかり登りの道になってきます。
急な場所はしっかり階段があり、鎖場やロープ場はないので安心してください。
頂上付近になると道が狭くなるので渋滞しています。
そしてついに頂上到達!
頂上は激混み。さすが韓国2位の人気の山。
ちなみに石碑の前で写真を撮るには行列に並ぶ必要があります。
日本以上にオシャレなポーズで決める若者が多いので中々進まないです。笑
景色も抜群!
ですが、頂上は足場が悪く、崖際でも策は設置されていないので落ちないようにくれぐれも注意してください。
ご飯食べるスペースは少ないですが、私は崖っぷちを進んだ先で食べていました。
復路は来た道をそのまま戻ればOKです。
東門~梵魚寺ルート
東門からスタートして第3監視塔、第4監視塔、Buchaebawi Rock、北門を通り、頂上の姑堂峰に向かうルートです。
所要時間は5時間~6時間くらいが目安です。
バス停を降りたら目の前にゲートが見えるので進みます。
入口左手には土とかを落とすため?のエアガンが設置してあります。
少し進むとトイレがあるので済ませておきましょう。(以降、北門までないです)
さらに進むと東門が見えてきます。
東門をくぐると早速分岐が出てきますが、看板がハングルなのでまるで役に立ちません。
右方向に進みましょう。(第3監視塔方面)
この後も分岐が出てきますが、この文字が北門の表記なのでこれに従って進みます。
なお、後述するオフラインマップで現在地を確認しながら進むと安心です。
少なくとも登山道には日本と同じようにリボンが結ばれているので遭難する心配はありません。
道はとても整備されているので狭い道や岩場などは全くありません。
ひたすら歩くと第4監視塔(たぶん)。
監視塔だけあって眺望は素晴らしいの一言。
監視塔の奥にはBuchaebawi Rockが見えています。
調べたけど何が有名なのか不明でした。
歩いていると日本と同じように道中すれ違うハイカーが挨拶してくれます。
「アニョハセヨ~」って。
3回目くらいから「Hello」から「アニョハセヨ~」って普通に言ってました笑
挨拶を何回かしていると東の頂上に着きます。
標高低いし正直、景色は期待していなかったけど、めちゃくちゃ綺麗です。
しばらくすると北門に到着します。
ここからは梵魚寺往復ルートと同じなので割愛。
(番外編)北門~姑堂峰の復路でちょっと寄り道ルート
梵魚寺往復ルートで紹介したルートだと全く同じ道を戻り下山します。
ここではGeumsaemという景勝地を回って下山する寄り道ルートを紹介します。
頂上に着いたら、石碑に背を向けて奥の方に螺旋階段が見えてきます。
ここを降りていきます。
階段を降りて道なりに進むとおなじみの読めない看板が出てくるので、右後方のルートに進みます。
真っ直ぐ行くと山の反対側に下山することになります。
後述するオフラインマップで登山道を確認しながら進みましょう。
こちらのルートも特に危険な場所はないので安心してください。
ただ人は殆どいないです。
Geumsaemに登る所だけ、ロープがあるので気を付けて登ります。
※降りる時がちょっと恐い
ここからの景色も抜群!
頂上の混雑を避けてここでお昼ご飯を食べている人もいました。
Geumsaemと言われる所以の水たまりもあります。
看板の記載によるとなんと8000万年前にできた水たまりらしい。
本当???
景色を楽しんだ後はオフラインマップを見ながら元のルートの合流地点まで戻ります。
ちなみに地図を見ると別のルートでも帰れそうじゃん?となりますが、自然保護のため進入禁止のロープが張られていて行けませんでした。
無視して突破しようとも一瞬考えましたが、国際問題になっても困るので辞めました。
釜山の金井山に行く時に用意するもの
ここでは金井山でトレッキングをするにあたり用意した方がいいものを紹介します。
トレッキング装備
トレッキングに必要な最低限の装備です。
・登山靴
・防寒着
・水筒
・ゴミ袋
・雨具
・救急バッグ
基本的には歩きやすい道しかないので登山靴はスニーカーでもいいと思います。
スリッパみたいなサンダルの人もいましたが、流石に危ないのでやめましょう。
防寒着は季節にも寄りますが、ダウンと風を凌げるウィンドブレーカーがおすすめ。
冬の韓国は日本より寒いので注意。
雨具は晴れ予報なら最悪なくてもOKですが、山の天気は急変するのである人は持っていきましょう。
ちなみに服装は動きやすい服装であればなんでもいいと思いますが、スパッツの若者が転んで大層痛そうにしていました。
食事と飲み物
山に売店はないので市内のスーパーやコンビニで事前に購入しておきましょう。
私は前日にスーパーで購入したキンパを持っていきました。
自販機はないので飲み物も忘れずに。
地図アプリ
山は電波がなかったりするのでオフラインマップがおすすめです。
私が今回使用したのはMaps Meというアプリで海外に行くときは必ず使用しています。
エリア別に事前に地図をDLしておくことで圏外でも地図を確認することができ、現在地を確認することができます。
驚いたのが登山道がしっかり書かれていること!
GoogleMapは登山道に関しては無力ですし、日本の登山アプリYAMAPも海外は非対応。
ぜひ、Maps MeをDLしていきましょう。(無料です)
翻訳アプリ
ハングルが読める人以外は翻訳アプリを入れていくことをおすすめします。
ルート紹介でも書いた通り、看板は全部ハングル文字でまるで何て書いてあるのかわかりません。
せめて英語で書いてあれば…。
ちなみに釜山は市内でも殆ど英語表記がゼロなので翻訳アプリ必須です。
(英語も結構通じない)
最後に
今回は韓国の釜山にある金井山のトレッキングについて紹介しました。
海外登山てハードルが高そうですが、金井山は初心者でも手軽に登れる山です。
ぜひ海外登山デビューに釜山の金井山はいかがでしょうか。
最後に、くれぐれもケガには注意して登りましょう!
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