韓国旅行で人気のLCC(格安航空会社)を利用すると、大幅な遅延が発生し、深夜に仁川国際空港に到着するケースが増えています。
私も2回ほどLCC便で韓国に行きましたが、2回とも深夜に仁川に到着し、現地での移動手段確保に苦労しました。
この記事では、実体験と最新情報をもとに、深夜でも安心してソウル市内へ移動できる方法を丁寧に紹介します。
深夜の仁川空港からソウル市内への移動手段早見表
仁川空港に深夜に到着すると「電車は止まってる?」「バスはあるの?」「白タクに声かけられたけど大丈夫?」と不安になりますが、安心してください。
事前に選択肢さえ知っていれば、ソウル中心部へ安全に、そして効率的に移動できます。
こちらは深夜に仁川空港からソウル市内への移動手段の早見表です。
交通手段 | 料金目安 | 所要時間 | 備考 |
---|---|---|---|
タクシー配車アプリ(Uber/Kakao T) | 60,000〜80,000ウォン | 約60分 | 相乗り可能、24時間利用可 |
深夜バス | 約17,000ウォン | 60〜90分 | 便数が限られる。本数に注意 |
空港送迎サービス | 80,000〜120,000ウォン | 約60分 | 予約困難、到着遅延は時間が読めず実質使えない |
深夜の仁川空港からソウル市内への移動実体験
私が最近韓国に行った時の仁川空港からソウル市内に到着するまでの流れです。
- 飛行機は定刻3時間遅れ
- 01:10 仁川空港 第1ターミナル 到着
- 01:30 入国審査・荷物受け取り完了
- バスは次の便まで3時間以上待ち(オワタ…)
- 白タクおじさんが日本語で話しかけてくる(完全無視でOK)
- 空港内でソウル駅方面の相乗り相手を探し、カカオTaxiで配車
- 02:00 空港出発 → 03:00 ソウル駅付近のホテル到着
ソウル駅まででかかった費用は約60,000ウォン、4人で割って一人当たり15,000ウォン!安い!
バスより安い、早いで快適でした。明洞まで行っても約72,000ウォンくらいだと思います。
深夜の仁川空港からソウル市内への移動手段別解説
ここでは早見表で紹介した交通手段を詳しく解説します。
タクシー配車アプリ(Uber/Kakao T)
タクシー配車アプリは、最もおすすめの移動手段です。
値段が高いイメージですが、日本より安く、複数人で割勘するとバスよりも安く移動することができます。また、相乗り相手が日本人であれば、韓国ウォンがなくても日本円で割勘することができます。
仁川空港からソウル駅までは60,000~80,000ウォン程度で移動可能です。4人で乗車すれば、一人当たり15,000~20,000ウォンなので高速バスと殆ど変わらない値段で利用できます。
私が相乗りした方は韓国人の方だったのですが、ネットで120,000ウォンや150,000ウォンかかった人が居る話をしたら、「それは明らかなぼったくり。60,000~70,000ウォンがせいぜい」と言っていました。
もし、高額な請求をされた時はご注意ください。
韓国人を捕まえられたらタクシードライバーとのやり取りもスムーズで心強いですよ!
もし、声をかけるのが苦手な場合は、バスの券売機付近で困っていそうな人の前で「~方面まで相乗りする人いないかな…」と独り言を唱えましょう。うまくいけば向こうから声をかけてくれます。
ベンチに座っている人たちは殆ど夜行バスを待っている人なので声をかけなくて大丈夫です。
おすすめ理由
- 24時間配車可能
- アプリで車種・到着時間・料金の目安を確認できる
- 経由地設定ができ、相乗りできる
- ホテル目の前まで行ってくれる
- 空港外まで出なくてもピックアップできる
- 相乗り相手が日本人なら円で割勘も可能(PayPayは韓国では使えないので注意)
- お友達ができるかもしれない
注意点
- Kakao Tは日本のクレジットカードが使えない
- Uberはアプリ内決済OKで安心(日本のクレジットカード対応)
- アプリに出る金額は目安、実際はメーター表示金額が請求される
- 相乗りしてくれる人数は限りがあるので決断は早めにする必要あり


深夜リムジンバス(Nバス)
深夜リムジンバスは最も一般的で使ったことがある人も多い交通手段だと思います。
仁川空港からはソウル市内各地にリムジンバスが出ており、ホテル近辺まで定額で移動することができます。
直近の希望の時間帯、目的地で空席があれば、利用するのもアリ。
おすすめ理由
- リーズナブルで定額(約17,000ウォン前後)
- 大型スーツケースにも対応
- 目的地がバス停の近くなら便利
注意点
- 便数が少ない(30分〜1時間おき)
- 券売機での購入 or チケットカウンターが必要
- 深夜は数時間先まで売り切れていることが殆ど
- 便指定で事前予約不可、現地で交換が必要で現地で当日買うのと変わらない
ソウル駅経由の主な深夜バス
金曜日の深夜に利用した時のソウル駅経由のバス時刻表です。ダイヤが改正されることもあるので、最新のダイヤは公式サイトをご確認ください。
路線 | 発車時刻 |
---|---|
N6001 | 00:20 / 01:00 / 02:00 / 03:00 / 03:40 / 04:40 |
N6002 | 04:00 |
N6701 | 23:30 / 00:20 / 01:20 / 03:30 / 04:20 |
ソウル駅を経由する路線は多いため、ホテルを「ソウル駅」にすることでバスの選択肢が広がります。
参考:仁川空港バス案内(公式)
空港送迎サービス(ハイアー)
一見便利そうな送迎サービスですが、深夜到着+LCC利用時にはおすすめできません。
おすすめ理由
- 10,000ウォン程度で貸切タクシー
- ホテル目の前まで行ってくれる
注意点
- 飛行機が遅延する可能性があり、予約時間が読めない
- 遅延でピックアップ時間に遅れると追加料金が発生する可能性
- 乗車人数が3人までや荷物サイズの制限がある車両がある
- 直前、特に深夜は予約が取れないことが殆ど
参考:仁川国際空港送迎サービス
深夜の仁川空港ではeSIMが便利!
タクシーアプリ、バス、空港送迎サービス、どれを利用するにも配車、経路検索など通信が必須です。
深夜到着でも受取が不要で即時使用可能なeSIMを事前に準備しておくことをおすすめします!
日本で準備しておけば、到着してモバイルデータをオンにすれば、即時使えるので非常に便利です。
1日/1GBで100円とかなので必ず用意しておきましょう!
深夜到着時に知っておくべきTips
空港内でバスを長時間待つ場合、冷えるので防寒対策をすること
- 人が常に沢山いるので防犯面は安心
- 白タクの勧誘には乗らず、正規タクシーorアプリ配車が安全
- 流しのタクシーを使う場合、行先はNaverMapで示してあげるのがおすすめ
- GoogleMapは使えません
- Papagoなどの翻訳アプリがあると安心


まとめ
深夜に仁川空港に到着しても、事前の知識と準備さえあれば、ソウル市内への移動は難しくありません。
- コスパ重視&確実に移動したい → アプリ配車+相乗り
- 時間と体力に余裕がある → ソウル駅行きのNバス(を数時間待つ)
- 迷ったら → とりあえず相乗り相手を探して交渉を!
韓国旅行のスタートをストレスなく切るためにも、この記事の情報を役立てていただければ幸いです。
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