【激白】街コンに行ったら変な勧誘に引っかかってキレかけた話

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今回は一年ほど前に街コンに行った際に、いつもは温厚な私(とも)がキレかけた時の話をしたいと思います。

先に言っておくと、当時の私は爪が手のひらに食い込むくらい拳を握りしめていました。
なのでこの記事を読んだ方もイライラさせてしまうかもしれません…。

なお、こちらは6部構成で少々長くなっておりますが、ご了承ください。

第一章:一歩前進

時は2018年の冬。当時の私は付き合っていた彼女に数か月前に振られ、心を閉ざしていました。

そんな状態で毎日を惰性で生きるような生活を続けていた私でしたが、「いつまでも、落ち込んでいてもしょうがない」と自分を励まし、新しいパートナーを探そうと思いました。

そこで、前から少し気になっていた街コンとやらに行ってみることに。

街コンをネットで調べていくと、面白いもので「公務員限定、高収入限定、水族館街コン」など様々な街コンがありました。その中に気になるものが一つ、「猫カフェコン」でした。

参加費が高くないこと、もともと私は猫好きだったこともあり、「いい人見つからなくても猫が癒してくれるだろう」と思い、この街コンに参加することを決めました。

このあと血管が張り裂けそうになるほどイライラすることを知らずに…。

第二章:忍び寄る影

猫カフェコンを申し込んでから3日後。ついにその日がやってきました。

出会いを期待していなかったものの、街コンってどんな雰囲気なんだろう?とワクワクしていました。

とはいえ、期待していないのも事実だったため、髪をワックスで整えることもせず、幾度となくお尻が破けては縫っている8年目のパンツを履き、同じく8年目のケバケバのコートを着て出陣しました。

会場につくと、参加者が10数人(全体の半分くらい)が既に来ていました。

会場は結構こじんまりとしていて、第一印象は”せまい”という感じでした。

主催者である受付のお姉さんに名前を伝えると、自己紹介シートを渡され、指定の席に座って記入しておいてくれとのことでした。
自己紹介シートは趣味や職業などを書いて会話のネタにするというもので、なるほどなぁという感じでした。

その後、続々と参加者が集まり、全員が集まったところで主催者が街コンの流れを紹介。

会場の壁際に女性ペアで何組か座り、男性ペアが10分おきに席をスライドして全員と会話するというもの。

主催者の「スタート!」の合図とともに一斉に始まる♂達のアピールタイム。

私とペアだった男性はちょっとマッチョの面白系お兄さん(以後マッチョと書く)でとにかく攻め込んでいました。私はマッチョが盛り上げてくれるので特にグイグイ行きませんでした。
というか当時、喘息気味で終始咳が止まらず、まともに会話ができなかった。(なんで行った)

会話の内容は全体的に自己紹介シートに沿った趣味とかの話が多く、家事はするのかなど結婚を見据えたリアルな話も出ていた印象です。

一組目はOL風女子でそれこそふつーの会話で当り障りなく終了。

二組目は理系女子で仕事着の色が某銀行みたいな色でイヤと不満を漏らしていました。

三組目は自撮り大好き女子でマッチョが「写真見せて!」とか余計な事言うから大変でした。

だって写真見ても「…誰?」という感じだったんですもん。
※本当に失礼を承知で言ってます。

我々二人とも同じことを思ったのかすぐに反応できず、そこからなんか気まずくなったため、話を逸らしたり、繋ぐのが大変でした。

そして訪れる4組目

奴が来る。

第三章:”奴”との出会い

順番に話し相手を変えていき、4組目の順番が回ってきた。

女性の一人はロングヘアで面長・目力強い、もう一人の女性はおっとりした雰囲気の女性だった。
ここではそれぞれ、めぢ子、おとり子と呼ぶことにする。

いつも通り自己紹介を順番に行っていった。

マッチョのターンが回ってきて、本が好きだという話をすると、めぢ子が食いついてきた。

めぢ子「どんな本が好きなんですか?!好きな作家とかいますか?」

そこからは完全に二人の世界。

取り残された私とおとり子は目を合わせてニコリっ、気まずかった。

そしてそのまま4組目は終わった。

残りの組も当り障りない会話をして終わり、全ての組が終わった後はフリートーク(10分だけ)が始まり、気になる人と会話できる時間になった。

マッチョ含め、旺盛な♂は気になる女子にアタックしていたが、せっかく猫カフェでの開催だったので私は猫を触ることに集中し、ひたすらモフモフして心を癒した。

そのまま特に何も起きず、その日は解散し、とりあえず私は全員にお礼のLINEをすることに。

すると、3人から返信がきた。

一人目は作業着にケチをつけていた女性、二人目はおとり子、三人目はめぢ子。

おとり子とは最初の挨拶以降連絡がとれず、一人目とめぢ子とは再度合うことになった。

一人目の女性は置いといて、まず、めぢ子と会うことになりました

第四章:何かが違う

めぢ子とは新宿で11:30に待ち合わせをしました。

着いてから5分もしないうちにめぢ子が都庁の方から現れて、「こんにちは」と。

なぜか改札からではなく、街から現れたことが気になった私は理由を聞いてみると、、、

めぢ子「セミナーに参加してきたんです

おっと…?セミナーってなんだ? ここで私は何か違和感を感じました。

その時は会ってすぐだったので話を切り上げて昼食を食べるためにお店に移動を始めました。

移動途中は趣味の話などをしてましたが、やっぱりセミナーという言葉が気になる私は、今度は何のセミナーに行っていたのか聞いてみると…

起業セミナーに行っていたとの回答が…私の心はざわざわし始めていました。

起業を目指すことは決して悪いことだと思いませんし、むしろいい会社を作って日本を強くしてほしいと思うくらいです。ただ、セミナーと聞くとどうしても怪しさを感じてしまい、セミナー量も一回数万円…。

それを聞いてやっぱ帰りますというのは失礼だし、人生経験として話をしてみてもいいかと思いそのまま昼食を食べに行くことにしました。

第五章:こみ上げる何か

昼食はインドカレーのお店に入ることにしました。

とりあえず、カレーを1セットずつ注文した私たちは、(一応)デートなのでそれっぽい話をすることになりました。

趣味の話をしてみたり、起業の話を聞いてみたりと色々聞いてみたわけですが、その中で衝撃の一言が発せられました。

私「結婚願望とかあるんですか?(愚問かな)」

めぢ子「ないです(キッパリ)。彼氏とかも今はいらないです。

え、? 彼氏要らないの?

じゃあ、どうして街コン参加したんだよぉぉぉぉjysfus…

ここで私は興味本位で昼食まで食べに来てしまったことを後悔するのですが、ここからめぢ子の怒涛の攻撃が始まります。

めぢこ「ともさんはどうして結婚したいんですか?」

私「昔から家族を持つのが夢だったからですかね~」

めぢ子「じゃあ、ともさんは結婚相手に何を与えて何をもらいたいですか?」

私「そんなことちゃんと考えたことないですよ、気を遣わずにいられて、一緒になんでも楽しめるならそれでいいです。」

めぢ子「それじゃダメですよ!何も与えられないならあなたに人と付き合う価値はないです。相手に何かを求めるなら何か対価を差し出さないとダメです。ちゃんと考えた方がいいですよ。」

私「はは…。そうですね。ちゃんと考えます。」

怒りゲージ 0% ⇒ 70%

会って一時間そこらしか会話もしていない他人に自分をここまで否定されたことに本当に苛立ちました。

ビジネスではその通りだと思いますが、恋愛や結婚でそんなこと考えて付き合う人ているのでしょうか?
仮にいてもそんなこと考えながら一緒に居てうまくいくとは思えないです。

第六章:怒りの頂点へ

怒りを抑えて話を起業の話に切り替えて、どうして起業したいのかを聞いてみました。

めぢ子「お金が欲しいからです。この世はお金が基本で何をするにもお金が必要です。それを達成するのに一番近いのが起業だからです。ともさんはどうしてお金が欲しいんですか?」

私「生活をする為が第一です。今のところ十分もらっているので満足していますけど」

めぢ子「そんなんで人生楽しいですか?お金を稼ぐことが人生の楽しみだと思いますけど」

怒りゲージ 70% ⇒ 1000%

自分の意見を語るのは全然構いませんが、それを他人に押し付けて相手の考えを一方的に否定する行為は本当に許せませんでした。

もう私は反論する気も起きませんでした。

なぜなら、この時私は机の下で手のひらに爪が食い込むくらい拳を握りしめていたため、これ以上何か言われたら何かがプッツンとキレる気がしたからです。

もうこれ以上同じ空間にすら居たくないと思った私はトイレに避難、いや逃亡としましょう。

トイレで少し心を落ち着けから席に戻るとめぢ子もトイレに行きました。

トイレから戻ったところでそろそろ帰りますかと言うと、さらに迫撃が、

めぢ子「帰る前におすすめしたいものがあって…

何だ?ここでまさかの何かの勧誘か?怪しい商材でも売りつける気か?とちょっと期待しました。

めぢ子「私が参加しているボードゲーム会に一回来てみませんか? ともさんが好きだと言ってたカメラ詳しい人もいるので得られるものがあると思いますよ。私もそこで起業を進められたんです

これはダメなやつだ、と悟った私は予定が合わないことを理由にお断りすることにしました。

その後、店を出て駅までおくることになり、その途中でもう一度ボードゲーム会に誘われましたが、

2か月先まで予定がわからないと伝えると、「2か月後にまた連絡します!」と言われました。なんというガッツ

そして、駅に着くと改札で「今日はありがとうございました!」とお礼を言い、

姿が見えなくなったのを確認した私は後ろを振り向き速効でめぢ子のLINEをブロックました。

あとがき

失恋から少しでも前に進もうと参加した街コンで経験した悲劇。新しいパートナーを見つけるつもりで参加したのに、まさかの結婚願望はおろか相手を作る気すらない人とデートをする羽目に。

しかも、そのデートでは楽しむどころか、今までの人生で感じたことのない怒りを覚えて非常に不快な思いをするはめになりました。
大した人生を送っていませんが、それでもあの2時間は本当に人生の貴重な時間を無駄にしたと今でも思います。

街コンに参加しようと考えている方はめぢ子のような要注意人物がいるかもしれないと心にとめておいた方がいいと思います。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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