死ぬまでに一度は自分の目で見たい景色、オーロラを見るため、遠路はるばる
オシャレ家具大国北欧フィンランドのずーーっと北部・イナリに行ってきました。
その際に利用したホリディビレッジ イナリ(Holiday Village Inari)のスタジオルームを紹介します!
利用した時期
利用したのは年末年始の12月-1月。
オーロラシーズン&雪国の繁忙期真っ只中といったところです!
部屋のタイプと料金
お部屋のタイプは主に4つ!
各部屋タイプの特徴はざっくりこんな感じ。
・スタジオルーム…大きな窓が特徴の最もスタンダードなお部屋
・スイートルーム…大きな窓が特徴のお部屋。スタジオと設備はほぼ一緒
・パノラマキャビン…オーロラキャビンの次にイナリ湖に近いお部屋
続いてお値段です。
・スタジオルーム…44,251円(274ユーロ)
・スイートルーム…58,463円(362ユーロ)
・パノラマキャビン…44,251円(274ユーロ)
※冬季シーズン(2023/12/1~2024/4/3)の2人宿泊時の1泊/部屋料金
※2024/3/7時点のレートで換算
ひぇ…。
繁忙期とは言え、恐ろしいほど高いわ…。さすが北欧。
ちなみに2024~2025年の同時期の料金は4,800~8,000円(30~50ユーロ)値上がりしています…。
平均給与は30年間据え置き!の日本国民には信じられない値上がりですわぁ…。
庶民にはストレートどころか、戦車砲打ち込まれたような衝撃。
今回、私たち夫婦はお財布に1番優しいスタジオルームに宿泊してきました!
30泊/7万円の宿(賃貸)に住んでいる庶民が1泊/8万円弱のお宿に数泊するのは無謀過ぎます。
ホリディビレッジイナリに到着!
高速バスでロヴァニエミから移動し、ホリデイビレッジイナリに到着!
定刻30分待ってもバスが来なくて「ここで凍え死ぬのか…?」と思ったものですが、
他のバス待ちフィンランド人に「イナリ方面のバス待ってる?」て聞いたりして心を落ち着けて何とか耐えたよ…。
バスが着た瞬間、フィンランド人のお母ちゃんが「Yeah…!!!」ってリアルに飛び跳ねて喜んでいた姿が今でも目に焼き付いている。(可愛かった)
ちなみにホリディビレッジイナリのレセプションは一般道から入ってすぐ右手にあります。
お部屋の紹介
これがスタジオルームの外観!
入る前からテンションage ageなオシャレ外観…♡
ということでいざ入室。
うぉぉぉ!素敵!
思ったより広いし、北欧っぽい!
別アングルから。
惚れ惚れするぜぇ…。
では細かく見ていきましょう!
ベッド
シングルのベッドが横並びに二つ並んでいます。
シングルというよりセミシングルぽいサイズ感。なぜか西欧のシングルってセミシングルが多い気がする。
柔らかすぎず、硬すぎずで腰痛持ちの私には快適な寝心地でした。
デスク&チェア&大きな窓
小さめのラウンドデスクと椅子が2脚あります。
そして正面には大きな窓!
ここから眺める北欧の空、雪景色がまたとーーてもいいんですよ。
どうでしょう?
※バリバリ日本食なのはご愛敬
景色がいいのでずーっと座っていられます。
北欧タイム満喫。
ちなみに窓は三重窓なのでマイナス30度の外気を完全シャットアウト、まったく冷気を感じません。
クローゼット
クローゼットてほどではないけど、服をかけられる場所。
オーロラ鑑賞装備を上の棚に収納したり、コートをかけたりできます。
また、大きいスーツケースもすっぽり入るのでスーツケース置き場としてもGoodです。
玄関
玄関マットと靴置きがあります。
雪が解けるとびちゃびちゃになるのでありがたい。
玄関扉はオートロックなのでロックアウトに注意!(冗談ではなく死にます)
キッチン
いい写真がなかったのでこれで勘弁してください(/ω\)
すっきりデザインで北欧らしいシンプルで温かみのあるデザイン。
調理台は十分なスペース、コーヒーメーカーも完備!
シンクは日本と比べて小さめだけどこれも北欧体験。
IHは2口で調理しながらお湯沸かせるので便利!
換気扇もついてます。
ちなみにこれ30分くらい「スイッチどこだよ!」って探しまわってましたw
引っ張り出すとことができ、サイドにボタンが現れます。
換気扇までオシャレなんてずるいよ、北欧…。
食器を干すところもしっかり完備。
現代に欠かせない電子レンジももちろんあります。
ゴミ箱もオシャレに隠されています。
カトラリーもあらゆるものが揃っています。
お箸があれば完璧…!だけどあったらなんか嫌なのでOK。
調理器具も大体そろっています。なんでも作れます。
まな板がない…!となって牛乳パックを使っていたのですが、しっかりありました。
食器を干すところに忍んでいましたw
洗面所&トイレ
これまたシックでおしゃれ。(ボキャ貧)
シャワー浴びたらトイレがびちゃびちゃになるのは西欧のデフォです。仕方なし。
その代わり、ワイパーが置いてあるのでそこそこ綺麗に水をはけることができます。
トイレはウォッシュレットはありませんが、マレーシアやシンガポール定番の手動シャワーがあります。中東系の移民が一定数いるからですかね?
割と大きめな洗面台。
下の引き出しにはドライヤーも入っています。
ちなみに小窓はスケスケで外から結構見えるのでご注意を。
隣の棟のダンディー西欧人の胸毛が見えました
そして、なんと…
プライベートサウナついてる…!!!
これが1番衝撃かつ嬉しかった。
ロウリュサウナなので自分でどんどん温度上げられちゃいます。
ただし、空間が狭く、温度が上がりやすいので、水ぶっかけすぎて火傷しないように注意!
オーロラ鑑賞でキンキンに冷えた体で入るとほんとやばいっす。(ボキャ貧)
仕上がります。
体冷やしたければ、パンツ一丁で外に行けばOKです。(マイナス30度)
※ロックアウト注意!まじ死にます。
ちなみにこれはタオル掛けとサウナの電源スイッチ。
30分で入れますって説明がありますが、ぬるいので1時間待ってから入るのがおすすめ。
テレビ&Wi-Fi
テレビはソファの上にあり、利用可能です。
が、私たちはハズレの部屋でテレビのアンテナが壊れているのか、まったく使えませんでした。
レセプションで言ってもわからんって感じだったので諦めました。
1泊4万円も払っているのに…くそぉ!
Wi-Fiもレセプションではもちろん、部屋でも利用可能です。
ただし、私たちの部屋はこれまたハズレで電波弱すぎてまったく使えませんでした。
1泊4万円も払っているのに…くそぉ!(2度目)
レセプションに聞いたら、「あれ、おかしいな?あんたらの部屋なら普通に使えるはずなんだけど。気候によって不安定な時があるから堪忍してや。」って言われました。
まぁ、この点は改めてHPを見たら書いてあったので、許す。
部屋からオーロラは見える?
一応、オーロラが爆発している時は見えます。
弱い時は見えないです。
ただし、部屋からうっすら以上に見える状態であれば、イナリ湖からはかなり綺麗に見えるので目安にはなります。
仮に爆発して部屋からめちゃくちゃよく見えるときはもったいないので、すぐさまイナリ湖に向かいましょう。感動して泣きます。
ホテルのお食事
ホリディビレッジ イナリでは朝食を有料(1回あたり10ユーロ)で付けることができます。
見た感じは品目もあまりなく、そこまで惹かれなかったので私たちは利用しませんでした。
夕食はありません。
近所にスーパーマーケットがあるので事前に何か買っておいて自炊するのがいいかな~と思います。朝食会場のレセプションまで行くだけなのにめちゃくちゃ防寒着着込んだりするのめんどうだし…。
レンタル品も充実
ショートスキーやスノーシュー、クロスカントリースキー、ウェアなどをレンタルできます。
中でも個人的おすすめが…。
キックスレッジ!
スウェーデン北部発祥と言われており、フィンランド北部のイナリでも日常使いされている乗り物。
まさに現地の暮らし体験!
イナリを散歩していると現地の少年やおばあさんが使っているのを見かけます。
ホリディビレッジイナリのレセプションで15ユーロ/日で借りることができます。
無心になって楽しめますコレ。笑
スイスイー。
スイスイスイー。
スイスイスイスイー。
有料のレンタル品の他、無料で借りられるものもあります。
レセプション前に積まれているソリは無料で自由に使うことができます。
荷物を運んだり、人間を運んだり、もちろんソリとして滑って遊んでももちろんよし。
ホリディビレッジイナリの敷地内にいくつか雪山があるので大人も子供も楽しめます。
童心に帰って目いっぱい遊びましょう。
チェックアウトした後も一部施設を利用できる
イナリに行こうかなーと考えている人の中には、
「チェックアウト11時だけど、飛行機は18時…。どこで時間つぶせばいいんだろう…。レストランにずっと居座るわけにもいかないし…。」
と思った方もきっといるでしょう。
私たちもそうです。
安心してください。
ホリディビレッジイナリのレセプションには机や椅子が沢山おいてあり、チェックアウト後も自由に利用することができます。
置いてあるボードゲームで遊んでいるカップルもいました。
また、レセプションで無料で荷物を預かってもらうことも可能です。
ホリディビレッジイナリ以外にもVisit Inariの同系列であるホテル イナリのロビーを自由に使うことができます。
実際に泊まっていないのでなんか居心地が悪く、私たちは早々に退散しましたが、ソファ&現代風なインテリアがお好みの方はホテル イナリのロビーを利用するとよいかもしれません。
ホリディビレッジイナリの方が北欧っぽい温かみのある空間で個人的には好きでした。(暖炉もある)
※ただし、ちょっと寒い
スーツケースを捨てられる
この情報に需要はない気がしますが、書いておきますw
日本だと粗大ごみ扱いになるスーツケースを無料で引き取ってくれます。
というより、敷地内のゴミステーションにでっかい穴があり、そこに放り込んでおけばいいです。
※スタッフにそう言われました
私たちのように食料をスーツケースに詰め込んできて、空になったスーツケースを捨てたいという方は是非。
※スーツケースは元々足が割れていたので捨てました
部屋のタイプはスタジオルームをおすすめしたい
最初に紹介したように部屋タイプはいくつかありますが、個人的にはスタジオルームをおすすめします!
特にできるだけ宿泊費や食費を抑えたい人!
正直、これ以降は個人的な意見なのでご参考程度に…。
オーロラキャビンは部屋からオーロラ見えるのかもしれないけど、電気をつけるとガラスに光が反射してよく見えないし(インスタでつぶやいている人がいた)、ベストなオーロラ鑑賞条件を満たすには、より光源が少ないイナリ湖中心の方まで行く必要がある。
その辺考えるとスタジオルームの約2倍の料金を払うのはちょっとコスパが悪いかなぁと思ってしまいます。(その分アクティビティを1個でも多く体験する方が幸せ。)
youtubeに動画上げている方とかはやっぱり、新婚旅行とか映えとかでオーロラキャビン使っている人ばかりだけど。
パノラマキャビンはスタジオルームよりも光源が少なく、オーロラが見やすいのが特徴だけど、オーロラキャビンと同様、ベストな鑑賞条件ではない。さらに言えば、正面にはオーロラキャビンが立っているので正直邪魔なのでは…?とすら思う。キッチンも小さく、お部屋もなんか狭そうな感じで料金はスタジオより高い。
スイートルームはスタジオルームとほぼ同じなので、おすすめしたいです。
参考までにイナリ湖から撮影したホリディビレッジイナリの空撮写真を載せておきます。
手前からオーロラキャビン、パノラマキャビン、右奥に立ち並ぶのがスタジオ&スイートルーム、左奥がレセプションです。
物価が激高の北欧旅行が少しでもいいものなることを願います!
コメント