2023年の10月にタイのチェンマイで1泊2日のトレッキングツアーに参加してきました。
youtubeやブログを見ても中々1泊2日のツアーに参加したという情報が少なく、怖いもの見たさで参加をしましたが、これが大正解!
人生で1,2を争う刺激的な経験をすることができました。
今回はツアー1日目前半の様子をご紹介します。
↓↓↓後半の様子はこちら↓↓↓
ツアーの内容
My Chiang Mai Tourさんが開催する2 Days 1 Night Chiang Mai Trekking Mae Tang Areaというツアーに参加しました。
内容はトレッキング、滝で水遊び、像のエサやり、バンブーラフティング、カレン族の村でホームステイといったもの。
バンブーラフティングって何!?
もう、聞くだけでワクワクが止まらない!
ワイルドすぎる移動手段
ツアーでは、ステイ先のホテルまでガイドが車で迎えに来てくれる。
集合時間にホテルの下に降りるとちょうどお迎えがやってきた。てっきり海外あるあるの大遅刻すると思っていたのでここは拍子抜け。
そしてお出迎えしたくれたのはsuwit(スイット)と名乗る頭にバンダナを巻いたいかにもなおじさん。第一印象は愉快なおじさんという感じだった。
簡単な挨拶を済ませた後、何やら契約書っぽい紙の束を渡され、全部サインしろとのこと。
おそらく、ツアー中のケガの責任はどうとか書いてあったと思うが、英語なので途中で読むのが面倒になり、とりあえず全部サインした。
※ちゃんと読みましょう
書類作業を済ませた後はトラックの荷台に乗り、そのまま出発。もちろんシートベルトなんてない。
そのまま市内を抜け、最初の目的地であるマーケットに向かうのだが、荷台に人間が乗っていることなんてお構いなしの速度でぶっ飛ばすのである。
ワイルドすぎる移動手段。
日本だったら即、道交法違反でお縄。
これこそが海外、そしてアジアの醍醐味である。
ちなみに荷物に関してですが、スーツケースなどツアーで使わない荷物はドライバーが事務所に持っていき、預かってくれるのでホテルチェックアウト後にそのまま帰国もOKです。
私たちはそのパターンでツアー参加しました。
怪しげなマーケットに潜入
爆速トラックにしばらく揺られていると広場に到着し、言われるがままトラックから降ろされる。
トイレに行き戻ってくると出店でsuwitやよめさんが何やらもぐもぐしている。
これはロンコンという果物で甘く、おやつみたいで食べ始めると止まらなくなる。
ちなみに、種が入っている粒は大抵めちゃくちゃ渋い。
ツアーを通して食べまくっていたので気づいた豆知識。
試食を終えてsuwitについて行くと何やら怪しげなマーケットが見えてきた。
「ここでランチと夕食の材料買い出しするよ」
そう言われ、しばらくマーケット内を一緒にふらふら。
移動中ほぼ全員の人間とおしゃべりをするsuwit、顔広すぎないか?
マーケット内には見たこともないカラフルなフルーツや肉が陳列されていた。
歩いていると、それら陳列品を「ほれ、食え」とばかりに差し出してくるので、若干の抵抗感をかんっじつつ、とりあえず口に放り込む。
個人で来てたら120%手に取らない見た目をしていたが、味わったことのないうま味が口に広がる。
食わず嫌いは人生損しているなぁと心から思った。
そう思っているとsuwitから「これでランチおわり」と一言。
感覚的にはコストコで試食を3,4個してランチ終わりみたいな感覚だった。
そのままマーケット内にあるコンビニ風の商店に行き、必要なものがあればここで調達するように言われる。(買い物する最後のチャンス)
ちなみにマーケット内には食べ物以外にも装飾品や宝くじまで売っている。
宝くじ当たんないかぁ、でもここであたっても受け取れないか。
そんなことを思っていると目を疑う光景が飛び込んできた。
坊さん、煩悩まみれやないかwww
どうやら日本に比べてタイの神様はお心が広いようである。
欲望に忠実でいいと思うよ、うん。
そんなこんなでお腹も心もいっぱいになった私たちは爆速トラックに乗り込み、次の目的地に向かった。
水浴びに興じる西欧人を観察
続いての目的地である滝に到着。
よく整備されていてトイレも完備している国立公園って感じの場所で
何台ものトラックと西欧人の集団が駐車場に居たのでどのツアー会社でも外せないスポットなんだと思う。
滝に向かう前にトイレ行っておいでと言われたので用を足しに行くが、もちろん紙はない。
もはやアジアのデフォである。
そしてトイレを済ませ、外に出るがsuwitがいない。
あたりを見渡すとすぐに発見、ベンチで横になって寝ているではないか。
気持ちよさそうに寝ているので5分くらい放置しているとスッっと起きた。
おはよう。
目覚めのsuwitに先行きの不安を覚えながらもようやくメインである滝への移動が開始。
滝へは歩いて10分程度で、道中はsuwitが植物のこと、滝のこと、カレン族のことなどを解説をしてくれる。
それ以外にも質問すれば、回答してくれる。
ちなみにツアーの参加者の殆どは西欧、米国からで、中国人は来るけどポージングオシャレ写真撮ってトレッキングは汚れるからやらないみたいな人しか来ないって言ってた。
日本はというと、20年前までは大量に来ていたらしいが、ここ15年はめっきり来なくなって寂しそうだった。
そのためかsuwitは道中頻繁に日本の歌を熱唱していた。
「きた~の~さかばの~」(1982年リリース 歌:細川たかし 北酒場)
滝に到着すると、もの凄い轟音と共に岩に叩きつけられた水しぶきがバッシャバッシャと飛んでくるため、近づけない。
一方で水着を着た西欧人達が滝の真下で水遊びに興じている。
「なんでか知らないけど、西欧人は水遊び好きよね。」
そんな冷めた目線で西欧人をしばし観察した後(滝を見なさい)、記念写真をsuwitに撮ってもらい退散。
駐車場に戻り、次の目的地に向かうのであった。
ゲリラ豪雨と崖っぷちのオフロード
目的地に着くと車を変えるから荷物を全部降ろすように言われ、席に案内されたので座って待機。
しばらくするとプレートに盛られたフルーツとチャーハンとチヂミみたいなものが出てきた。
え?ランチさっきのじゃないの??
どうやら、マーケットでの食事はランチ食材の試食だったらしい。
確かに食べられないものがないか最初に聞かれて、とりあえずなんでも口に突っ込むと回答したことを思い出す。
フルーツは最初に味見したロンコン。
渋くて食べられないものや種、皮はsuwitがその辺にぶん投げていたのでマネをした。(楽しい)
チャーハンもちょっと塩っ気が少ないものの癖がなく、とても美味だった。
チヂミみたいなものは卵焼き。
食事を済ませリラックスしているとちょっと前まで青空だった空が急に暗くなり、突然のゲリラ豪雨。
そしてこのタイミングでsuwitから「行くよ」の号令。
いや、今出たらびしょ濡れですやんw
しかも目先にある乗り換え先の車を見るとどう見ても2人乗り、絶対荷台に載せられるやつだ…。
それならばと、はやこいオーラを感じつつも雨具で完全防備し、出発。
しかし、車に向かうとまさかの極せま後部座席が存在し、無駄骨だったことに気づく。くそぉっ!
トレッキングの開始地点に向かう道中の道はゲリラ豪雨でぐっちゃぐちゃ、おまけに片側は崖っぷちスレスレでなんともスリリングだった。
車は上下左右に揺れ、空っぽの頭が車内に叩きつけられる。
10分もすると到着し、ゲリラ豪雨も止み、すっかりトレッキング日和の晴天に。
悪条件でも難なく運転をこなす若いお兄ちゃんとTOYOTA車には握手を送りたい。ありがとう。
若いお兄ちゃんにチップを渡そうと思ったが、荷台から降ろした三輪車をお出迎えしてくれた村娘にプレゼントする姿を見て、
お金で感謝を伝えようとする自分が汚い大人に思えて渡すのをやめた。
今回はここまで。
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