前々から気になっていたパーゴワークス フォーカスL(PAAGO WORKS FOCUS L)を購入しました。
このカメラバッグを実際に登山旅行で使ってみたので、メリット・デメリットを交えてレビューします。
また、カメラキャプチャーと比較して感じたこともご紹介します。
結論から言うと、超おすすめです。
- 登山中のカメラやスマホの収納場所に悩んでいる
- キャプチャーかカメラバッグで迷っている
- パーゴワークス フォーカスLが気になっている
パーゴワークス フォーカスLの製品仕様
詳しい製品仕様については、公式ホームページをご覧ください。
公式ホームページはこちら
デザイン
デザインは、濃グレーにシルバーメッシュのシックなカラーリング。
左側にエンブレム、右側にロゴ、下部に「FOCUS」のロゴが装飾されています。
収納
収納力は、抜群です。
・正面メイン収納:カメラやレンズが入ります。
・正面サブ収納:スマホ2台が余裕で入る大きさです。
・左右メッシュ収納:ミニ三脚や折りたたみ傘など、細長い物に便利。
・背面メイン収納:レンズキャップが入るサイズ。
・背面サブ収納:チャックはありませんが、スマホを刺すのにちょうどいいです。
数はもちろん収納サイズも様々なので、色々と使い分けができて便利です。
取付方法
取付方法は、3つあります。
1つ目の方法が、ショルダーハーネスに吊るす方法。
ショルダーハーネスのループ、またはバックルの穴に付属のカラビナを通します。
ショルダーハーネスのループが位置的にベストな方法です。
一方で、バックルの穴に通した場合、カメラバッグを弄ったはずみでハーネスが緩むことがあります。
2つ目の方法が、腰ベルトに吊るす方法。
フォーカスLの背面の隙間に腰ベルトを通します。
位置が低く、なんとなく落下の不安もあり、微妙です。
3つ目の方法が、ショルダーにして斜掛けする方法。
付属のショルダーハーネスを取付けて肩に斜掛けします。
位置を自由に調整でき、落下の不安もなく、いい感じです。
装着感
4つのザックに取り付けて装着感を試してみました。
⭐︎ザックなし
ショルダーにして斜掛けしています。
肩掛けの場合は、付属の腰ベルトをつけないと歩いた時にパコパコして鬱陶しいです。
⭐︎Cayl Gaya Roll Top 18L
ショルダーハーネスのループに取付けています。
体に密着しているおかげで、実重量より非常に軽く感じます。
位置は、おへそのあたりに最下部があり、足を上げてあたらない高さ。
見た目は、存在感はあるものの、足元の視認性は問題ありません。
⭐︎Mammut Lithium Pro 28L
ショルダーハーネスのループ、バックル穴の両方ないため、ショルダーにして斜掛けしています。
体に密着しているおかげで、実重量より非常に軽く感じますが、長時間つけていると片方の肩が凝るかも。
ショルダーのパッドは、非常に薄いため、上からザックを背負っても全く気になりません。
意外…!
位置は、ショルダーの長さで自在に調整可能ですが、若干斜めになります。
⭐︎Gregory Zulu 40L
ショルダーハーネスのバックルに取付けています。
他ザック同様、実重量より非常に軽く感じます。
位置は、腰ベルト少し上に最下部があり、Gregoryはバックルが大きいので、若干干渉します。
見た目は、このザックの大きさになると存在感が薄れます。
⭐︎Bonfus Framus 58L
ショルダーハーネスのループに取付けています。
他ザック同様、実重量より非常に軽く感じます。
見た目は、このザックの大きさになるとかなり存在感が薄れます。
パーゴワークス フォーカスLのメリット
ここでは、実際にパーゴワークス フォーカスLを使ってみて感じたメリットをご紹介します。
大容量の収納
コンパクトに見えて、意外とこんなに入ります!
ミラーレスカメラ本体、大き目のレンズ、広角レンズ、単焦点レンズ、折り畳み傘、ボールペン、スマホ、レンズカバー、レンズ拭き、鍵、サブバッテリー…。
薄いもの、小さいものならまだまだ入りそう。
私は登山中にレンズを交換しないので、相棒のぬいぐるみを入れていますが、
小さめのレンズであれば、2個も収納可能!
そして何より素晴らしいのが、レンズフードを付けたままバッグを閉められること!
これができるとできないとでは、利便性が全く違います。
ちなみに私のカメラとレンズは、
OM-D EM-5 MarkⅢ と M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO。
フード装着時のカメラ全長は、20cm弱です。
アクセスの良さ
取付け位置がお腹の前なので、アクセスの良さは抜群です。
そして、チャックには形状が崩れない輪っかが付いているため、指を引っ掛けて開けやすい!
フロントサイドは少し、開けづらいのですが…
黒いタブを摘まみながら、チャックを引っ張ることで簡単に開けることができます!
パーゴワークスさんが、利用者の使い勝手を考え抜いて完成した商品だと感じる工夫です。
足に干渉しない・揺れない
登る時に足が当たって邪魔に思えますが、装着感の所で紹介したように
おへそより高い位置にカメラバッグがあるため、全くあたりません!
ただし、腰ベルトに吊るす方法の場合、足が当たるので注意が必要です。
また、付属の腰ベルトでバッグを固定すると、歩いた時に揺れてお腹を刺激するのを抑えられます。
肩の負荷が少ない
ショルダーハーネスに吊るす方法の場合、左右に荷重が分散されるため、肩の負担が少ないです。
数日に渡る山行の場合、肩の痛みが出るとつらいですからね…ありがたい。
ショルダーバッグ代わりに単独で使える
ショルダーにして斜掛けする方法で単独で使えます。
私は、登山と観光がセットのことが多く、観光時に活躍しています。
街中で40L以上のザックを持ち歩いても邪魔なだけですからね…。
レンズの代わりに小さなペットボトルを入れて運ぶこともできますよ!
岩場でカメラの保護
カメラを首から下げたり、キャプチャーに着けると、岩場で傷つける恐れがありますが、
カメラバッグが身代わりになってくれます。
バッグの素材には、強靭な生地を使用しているため、バッグが裂ける心配も無用です。
防水性
バッグには、防水性の高い生地が採用されており、急な雨でカメラが濡れるのを防いでくれます。
パーゴワークス フォーカスLのデメリット
ここでは、実際にパーゴワークス フォーカスLを使ってみて感じたデメリットをご紹介します。
取付け・取外しがやや面倒
ザックを背負った状態だとショルダーハーネスのループが見づらく、
カラビナを取付けづらいです。取外しも同様。
また、カラビナのヒンジ?が少し貧弱そうで、無理やり取付けると曲がりそうです。
ですが、このデメリットは、小さいカラビナを間にかませることで解消できます。
ボトルホルダーと干渉する
ボトルホルダーを取付けている場合に限りますが、若干干渉します。
干渉すると言っても、カメラバッグ取付け・取外し時に邪魔なだけで、ボトルホルダーと併用可能です。
ザックを降ろすのが面倒
ザックを降ろす時にカメラバッグを毎回取り外す必要があり、面倒です。
ザックを地面に置く際は、取外したカメラバッグを再度取付けて、片側で宙ぶらになるのを防ぐ必要があるのもまた面倒。
私は、宙ぶらの状態でザックを降ろすようになりました…。
ですが、カメラバッグの有無に関わらず、登山のザックは降ろすのが面倒なので、すぐに慣れました。
パーゴワークス フォーカスLとカメラキャプチャーの比較
パーゴワークス フォーカスLとカメラキャプチャーを3つの観点で比較してみました。
・携行性…カメラ運搬中の快適度
・汎用性…様々なザックへの対応度
アクセス性
アクセス性は、キャプチャーの方が若干高いです。
キャプチャーは、ボタンを押しながらカメラを引き抜くだけですが、
カメラバッグは、チャックを開けて取り出す必要があります。
とはいえ、キャプチャーのロック機能を使っている場合、そこまで大きな差はないかもしれません。
携行性
携行性は、カメラバッグの方が高いです。
キャプチャーは、片肩に取付けて運搬するため、片方の肩に荷重が集中します。
また、反対の肩にボトルホルダーを付けたりして、左右のバランスを取らないと着け心地も悪いです。
一方で、カメラバッグは、両肩に取付けて運搬するため、荷重を分散し、肩こりを軽減することができます。
汎用性
汎用性は、カメラバッグの方が高いです。
キャプチャーは、ショルダーハーネスの幅や厚みが合わない場合は、取付けられず、単体では使い物になりません。
カメラバッグは、ショルダーハーネスさえあれば取付けられますし、最悪なくても単体で使用可能です。
その他
アクセス性、携行性、汎用性以外にもカメラバッグが優れている点は、他にもあります。
カメラ保護、結露防止、ショルダーハーネスの劣化防止、三脚穴の破損防止など。
キャプチャーは、キャプチャーは三脚穴を使用するため、振動による劣化や破損のリスクもあります。
最悪、カメラ本体を落として大破する恐れも…。
最後に
ここまで紹介したように、パーゴワークス フォーカスLは、様々な機能を備えており、
あらゆるニーズに対応可能な本当に優秀な商品だと思います。
今使っているカメラバッグやキャプチャー、そしてスマホの収納場所に困っている方は、
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
個人的2024年ベストバイ商品です( ´∀` )
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