最近忙しいなぁ。今度の休みはのんびりできる所に行きたい!
それなら綺麗な海を眺めながらのんびりするなんてどう?
綺麗な海いいな!どこなのそれ!教えてうしさん!
それはね…竹富島だよ!
今回はご紹介するのは沖縄県にある離島、竹富島です!
私が訪れた37の島々の中で一番大好きな島であります。
石垣風景や水牛など昔ながらののんびりした街並みがとても人気の島で、石垣島から短時間でサクッと行けるので、日帰りで行ったことある人もいるかもしれませんね。
この記事ではそんな竹富島の魅力を10回以上島に訪れた私が紹介しちゃいます!
島に何度も通ってるからこそ得られる情報や上級者向けの島の楽しみ方も紹介しているので、島に訪れたことある方もない方も新しい発見があると思うのでぜひ最後までご覧ください!
竹富島を120%楽しむために譲れないこと
本編に入る前に竹富島を120%楽しむためにこれだけは譲れないポイントをご紹介します。
理由は後程….。
- 最低でも1泊はしよう!
- 宿泊先は民宿にしよう!
竹富島の基本情報
どこにあるの?
竹富島は沖縄本島から南西に200kmほど行った場所にあります。周りには石垣島や西表島など複数の島が存在し、これらは八重山諸島と呼ばれています。
どんな島なの?
竹富島は面積が5.43km²、周囲9.2kmの小さな島です。
これがどれくらいの大きさかというと、自転車であれば1時間もかからずに一周できるくらいです。
島には三つの集落が存在しており、島の中心付近に固まっています。
飲食店等も集落内に固まっているので、昼食をとる場合はこの一帯で済ませることになります。
宿は西集落と東集落付近に多く存在している印象で、仲筋集落に入るとかなり静かになるので静かに散歩したいという方にはお勧めなエリアです。
ちなみに、仲筋集落付近は道の砂が多いので自転車で走るのは正直困難です。笑
どうやって行くの?
竹富島へは石垣島離島ターミナルから高速船で行きます。
所要時間は片道15分弱、運賃は往復¥1,160となっており、予約も必要ないのでその場ですぐにチケットを購入することができます。
超ハイシーズンには行ったことがないのでわかりませんが、席がいっぱいで買えなかった経験は今のところありません。
便は朝8時~18時くらいまでかなりの頻度で出ているので、好きな時に行って好きな時に帰ってこれます。
また、竹富島と石垣島は距離的に非常に近いこともあり、波風の影響をあまり受けず、欠航率もかなり低くなっています。この点も人気の理由の一つでしょう。
ここで離島に行くときの注意点を一つ!
これ本当に大事です。笑
船は波浪の影響をダイレクトに受ける繊細な乗り物なので意外と頻繁に欠航します。同じ八重山諸島の波照間島や鳩間島などは本当によく止まっています。笑
島に行くつもりでここまで来たのに!とナーバスにならずに柔軟にプラン変更できるように心構えだけでもしておくことをお勧めします。
ちなみに気温が下がる時期である秋から冬にかけては北風の影響で欠航率が爆上がりするみたいなので要注意です。
し・か・し!
他の島への船が全部欠航していても竹富島行の船はよく動いてるので動いていたらちょっと迷ってGO!です。
※帰りの便が欠航して帰れなくても責任はとれません。
島内の移動手段は?
島内での移動手段は徒歩と自転車の二つです。
レンタカーや原付バイク等はありませんが、島自体が小さいので問題ありません。
自転車のレンタル料は友利レンタサイクルの場合、一時間ごとに¥400、一日で¥2,000です。
予約なしで借りることができるのでおすすめ。あと、荷物を預かってくれます。
徒歩と自転車のどちらを選ぶかは目的地によって決めるのがいいと思います。
竹富港~集落~コンドイビーチが目的地なら
竹富港から集落へは徒歩10分くらい、集落からコンドイビーチまでは徒歩20分くらいで行けるので、徒歩で十分だと思います。
むしろ、個人的には時間があるなら歩きながらゆっくり街の雰囲気を感じてもらいたいです。笑
あと、集落内の道は砂が多いせいでタイヤがはまって漕げなくなるので、自転車での移動はおすすめしません。
よく自転車を手で押している人を見かけます。笑
それと自転車だと徒歩と比べて小さな発見をしづらくなります。
こんなゴリラくんにも自転車だと気づけないかも…。(探してみてね!)
初めて島に来る方や隅々まで竹富島を周りたい方には自転車がおすすめです。
特に島の東側に行くときは自転車があった方がいいです。
というのも、コンドイビーチと比べて集落から距離があるのはもちろん、行く人があまりいないので徒歩だとちょっと心細いです。笑
ちなみに自転車は集落で借りることになりますが、レンタルショップによっては港から送迎を行っているので集落まで歩くのもイヤだということは事前に連絡しておきましょう。
竹富島には何があるの?
竹富島には色々なスポットがあるのでメインどころを簡単に紹介します。
なごみの塔
西集落にあるコンクリートの塔です。
竹富島を一望…はできませんが辺りを見渡すことができます。
一人づつしか登れない作りになっており、階段は異常に急です。スカートの方は要注意です。
といっても2016年に訪れた時は老朽化により閉鎖されていたのでもう登れる機会はないかもしれませんが…。
wikiによると2019年に修繕が行われたようですが、登るのは難しそうです。
この塔は文化財に指定されており建て替えはできないため、保存修繕工事では、高圧洗浄、躯体の剥落や鉄筋のさびの補修、表面から剥離したモルタルの修理、亀裂修理等が行われ、さらに、階段や塔上部への手すりの追加や、階段下への門扉の設置も行われる。なお、国や県は、改修したとしても不特定多数の人の利用は難しいとの見解を示しており、改修後も利用は制限される予定である[6][2]。
参考:wikipedia なごみの塔
コンドイビーチ
島の西側にあるメインともいえるビーチです。
私の個人的に好きなビーチランキングでは堂々の一位に輝いています。
このビーチは遠浅になっているため、海はきれいな水色で波も穏やかです。
そして砂が超サラサラ。また、水深が浅いのでちびっこたちがよく海水欲をしています。
そして水の中にはナマコが大量にいるので大体の子供たちは大興奮しています。笑
私はなまこの感触が苦手なので、どうしても海に入りたい時はナマコを踏まないように水深50cmの浅瀬を必死に泳いでいます。
アイヤル浜
島の東側にあるビーチです。
コンドイビーチの穏やかな海とは打って変わって潮の流れが速く、いつも波風が激しいビーチです。
水深も急に深くなるのでまず海水欲には向いていません。というか入ったら死ぬと思います。
ビーチはごつごつしているのでゴロゴロするのには向いていませんが、探せば場所はあるので人目を気にせずゆっくりした方にはいいかもしれません。
カイジ浜
コンドイビーチの南にあるビーチです。
コンドイビーチと同じでサラサラの細かい砂、遠浅でコンドイビーチと比べると人が少ないです。
星砂海岸
コンドイビーチとカイジ浜の間にあります。
というかほぼカイジ浜です。
ここは星の形をした砂(星砂)を拾えることで有名で、ここに来る方は皆しゃがんで星砂を探しています。
探すのが面倒でイヤという方は、星砂売りの商人が瓶に入った星砂を必ず売っているので彼から購入しましょう。
西桟橋
集落から西にまっすぐ行くとある桟橋です。
50年くらい前までは漁などで使われていたそうですが、現在は使われていません。
昼間は穏やかな水面を眺めに来る方が多く、座り込んでおしゃべりしたり、物思いにふけっている方をよく見かけます。
過去に行った時、桟橋の先端で潮が満ちてきているにも関わらず、動かないで座り込んでいる女子がいました。
大丈夫かと聞いても大丈夫としか返事がこず、そのまま足が水に漬かってきていましたが、彼女は今元気にしているのでしょうか…。
昼間とは打って変わり、夕方になると日の入りの大人気スポットになります。
竹富島ゆがふ館
竹富港の横っちょにあるビジターセンターです。
あまり行く人がいない印象ですが、竹富島に生息する有毒生物などを紹介してるので海に入る方は勉強になると思います。
時間がある方は行ってみてください。
竹富島の楽しみ方
竹富島の観光といえば水牛などがありますが、今回はもっとコアな楽しみ方をご紹介します。
ビーチで本を読む
離島と言えば、海! 沖縄の海と言えば鮮やかな青色!
この青い海を眺めながらさざ波の音を聞き、海風を感じながら読書をする自分を想像してみてください。
最高ですよね…仕事で疲弊した精神も癒されるというものです。
旅行に来たのだからもっとアクティブに動き回りたい気持ちもわかりますが、
普段は忙しくて中々時間が取れずに積読されている本を最高の環境で読むというのはいかがでしょうか?
ビーチで寝る
ビーチで寝る…字面だけでも幸せになりますね。
先ほどは本を読んで知能を使いましたが、今度は思考すら停止してしまいましょう。
ただひたすらさざ波の音を聞きながら温かい砂の上で寝る、それだけです。
ただ、ここで一つ絶対に守ってもらいたいことがあります。それは…
沖縄の日差しは本当に強いので絶対に肌を露出した状態で寝てはいけません。
私の体感では30分もあれば黒くなり、1時間もすればヤケドです。
私の場合は、日焼けしたい人間なので日焼けオイルを首から下に塗り、顔は日焼け止めを塗ります。
それでも顔には必ずタオルを被せて寝るくらい日差しがやばいです。
過去に沖縄の離島のビーチで日焼け止めなし&顔タオルなしで3時間寝たことがありますが、
翌日の朝は顔がパンパンに腫れて体中もヒリヒリしてまともに動くことも食べることもできませんでした。
皆さんにはこんなアホな思いをして欲しくないので絶対に日焼け対策は行ってください。
海に入る
やっと入るのかという感じですね。笑
竹富島のコンドイビーチは遠浅なのでず~っと先まで行っても水深が浅く、水上散歩ができちゃいます。
それこそ周りをぐる~と見渡すと「海しかない!」といった状況にもなれます。
ただし、潮の満ち引きには気を付けてくださいね。
干潮時の水深が浅くなった状態で遠くまで行くと帰る頃にはだいぶ深くなっている…なんて状況になりかねません。
周りの水深が上がってくるって結構怖いです…。
一番遠浅を楽しむためには干潮時刻の1時間くらい前に海に入ることをおすすめします。
万が一の時も干→満潮時は潮の流れに乗って泳げば最小限の体力で陸に行けますからね。
猫と戯れる
皆さん、猫は好きですか?
竹富島のコンドイビーチには猫ちゃんが沢山います。
野生の猫だと思いますが小屋もあるし、島のおばあちゃんが餌をやりに来るので島民みんなで飼っているのかもしれません。
人に餌付けしてもらってるとは言え、あまり向こうからこっちには寄ってきません。
だからといって餌をあげたりしないでくださいね!
裏技というか私の経験ですが猫ちゃんの小屋近辺にあるベンチに座って読書していると、机に乗ってきたり、横に座ってきます。
ただ、この状況になると周りの女子達からすごい羨ましい目線を向けられるので読書には集中できなくなります。
挙句の果てには、「触ってもいいですか?」と聞かれます。私の猫じゃないのに。
あと、リラックスしすぎたのか一匹の猫ちゃんが私のリュックサックの上でおしっこし始めてしまい、さすがにこの時は「えっ?えっ?!ちょっとまって!」てなりました。
猫ちゃんがバッグの上で寝始めたら要注意です。笑
お洒落なお店でのんびりする
いい感じのお店でのんびーりとコーヒーでもいかが?
ということで私がよくいくお店はちろりん村というお店です。
よく行くといっても2回しか行ってませんが。
店内はバー&カフェのような見た目でとにかくお洒落♪
2016年ごろに訪れた時までは全然気づかなかったのでここ数年で新しくできたお店だと思います。
島民や旅行客とわいわいする
八重山諸島に来たら絶対に外せないのがこれです。
※宿泊した時のみ
八重山では夜になるとみんなでお酒を飲みかわしながらおしゃべりする文化があり、ゆんたくなんて呼ばれています。
ゆんたくは沖縄の方言でおしゃべりを意味する言葉なので正確には違うんですけどね。
これが本当に楽しいです。
全国各地から来た旅行客や宿の人からいろいろな経験や話を聞けるので毎日でも飽きません。
ゆんたくを楽しみたい方はゲストハウスではなく、民宿をおすすめします。
ゲストハウスでも交流はありますが、島の人と話ができないのでちょっともったいないです。
ゆんたくと言っても飲み会のように準備して開催されるものではなく、あくまでも”おしゃべり”ですので島民の方と話をしていたら人が集まってきてわいわいという感じです。
なので実際に行ってみて「あれ、ゆんたくないのかな?」とならずに、自分から他の宿泊客に声をかけたりしましょう。
自分からはちょっとハードル高いかな…という場合は、宿の共同スペースでごろごろしていれば、常連さんが声をかけてくれます。
外出中に始まってしまっていた…!なんて時は自分から「ご一緒してもいいですか?」と声をかけましょう。断られることはまずないです。
島の夜を感じる
夜になったらお散歩に出かけましょう。海に行ってもよし、集落内を散歩するもよし。
※宿泊した時のみ
島の夜は驚くほど静かで昼間とは全然雰囲気が変わりますし、ビーチはもうあなただけのプライベートビーチです。
夜の海はちょっと怖いですが…。
空を見上げて星空観賞もおすすめです。
ハブが出歩いているかもしれないので藪には入らないようにしてくださいね!
日の出・日の入りを見る
竹富島は東と西にビーチがあるので朝陽と夕陽の両方見ることができます。
※宿泊した時のみ
日の出はアイヤル浜で見ることができます。
アイヤル浜への道のりは舗装されていない&草が生えており、日の出前はちょっとスリリングなので気を付けてくださいね。
あとは5時前に起きるのみです。(これが難しい)
この時間に起きてアイヤル浜に行く人はそうそういないので朝陽は独り占めです。
居たとしても星野リゾートのお客さんくらいです。
日の入りは西桟橋で見ることができます。
遠浅で波が穏やかなので水面に移る太陽が美しく、神々しいです。
ただ、西桟橋は結構混むので貸し切りとはいかないのがちょっと残念。
どうしても一番前で見たいという方は日の入り1時間以上前には桟橋の先っちょに座って陣取りましょう。
日の出、日の入り共に一見の価値があるので是非いってみてください。
未踏の地を開拓する(上級者向け)
ここからは上級者以上の方向けです。
未踏の地を開拓していきます。
※絶対に無理をしないでください。島の人に迷惑をかけます。
ここまでコンドイビーチなど紹介してきましたが、GoogleMapを見るとまだ行ってない場所がありますよね?
例)写真の赤枠付近
ここらに行きます。
この辺りは観光客がまず来ないので島民しか知らないエリアです。
何か新しい発見や自分だけのマル秘スポットを見つけられるかもしれません。
海沿いなのでビーチをひたすら歩けばだいたい行けると思いますが、ヒト気がなくなってくるので途中で不安になってきます。
あと、行く時には道があったのに帰りには潮が満ちて道がないということもあります。
これは流石に焦りました。
また、時には水に漬かった岩場を移動することもあるので、必ずマリンシューズなどを履いて岩場で足を怪我しないように気を付けましょう。
私はビーサンで膝の高さくらいの水深の岩場を歩いていた時に、何かに足を思いっきり噛みつかれた経験があります。
しかも陸から50mは離れている場所。
私はその日、竹富島ゆがふ館で猛毒生物の知識を得たばかりだったので異常なまでの恐怖心に襲われ、必死に噛みつかれた部位の血を吸って吐いてを繰り返しました。
その後は体中に毒が回って死ぬ恐怖感に襲われながら、飛びそうな意識をどうにか保ちつつ30分歩いて宿に帰りました。
後で冷静に考えれば、30分経っても死ななかったので毒はなかったのだと思います。
(飛びそうだった意識は多分気のせい)
私の場合、結果的に何事もありませんでしたが、
このようにちょっと危険な遊びなので、無理をして島の人に絶対に迷惑をかけたりしないようにしてくださいね。
もずく・アーサを収穫する(超上級者向け)
最後にご紹介するのがもずく収穫です。
先に言っておくと、ヒト気がない・水深が深い所にいく&収穫が違法かもしれないので個人で行うことはやめましょう。
私の場合は宿の人と常連さんに、もずくを獲りにいくから一緒に来ないかと誘われたので偶々行けましたが、
3月一週目あたりがもずく解禁の時期なのでこの時期に行ったらもずく獲りに参戦できるかもしれません。
ちなみに私が行った時は女性陣がアーサ、男性陣が海に入ってもずく獲りという陣形でした。
3月だったので水着なんて持っているわけもなく、Tシャツ一枚&ステテコのまま入水して寒すぎてめちゃくちゃ震えていました。笑
今ではいい思い出ですが、濡れた体で軽トラの荷台に乗せられて風を浴びた時は死ぬかと思いました。
竹富島での注意点
ここでは竹富島に行った際に必ず守っていただきたいことをご紹介します。
お墓には立ち入らない
沖縄のお墓は本州のお墓と違ってお墓の前に広いスペースがついていますが、
これはシーミーと呼ばれる行事の時に家族が集まってわいわいするスペースですので立ち入らないようにしましょう。
石垣には寄りかからない
竹富島にはハブがいます。
これは島の人から聞いた情報なのですが、昼間の間、ハブは石垣に隠れていることがあるらしく、寄りかかるとハブが驚いて咬んでくるそうです。
シークワーサーなどを収穫しない
当たり前ですが、その辺になっているシークワーサーは誰かの所有物です。
民宿や一般家庭の食事に使用するものですし、採ったら窃盗になるので絶対にとらないでください。
どうしても欲しいという方は木が生えている民宿に泊まって、分けてほしいと交渉したらもらえる時があります。
最後に
ここまで竹富島について長々と語りましたが、いかがだったでしょうか?
竹富島は何度行っても飽きず、本当にいい所ですので是非今度の旅行の目的地に検討していただけたらなと思います。
竹富島 LOVE。
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